JUGEMテーマ:健康

あっという間に寒い寒い雪の降る冬から、暑い季節になりました。
四月は中々気温が上がらず桜も寒そうにしていましたが、これは反動でしょうか暑い暑い五月になりそうです。

久しぶりの投稿になってしまいましたが、今回は治療の原点と題して、忘れがちな初心に戻ってみたいと思います。
昔から「養生」という言葉があります。生活を整え、健康の増進を図ること、摂生に努めることといった意味です。貝原益軒の「養生訓」は手技療法の世界ではあまりにも有名ですが、昔から人間が養生することの重要性が説かれていたんですね。

食事は適量でバランス良く、良質なものを摂れているか、睡眠は適切な時間を確保できているか、運動は適切に行えているかなど、
人間の基本といえる部分を見直し、養生していくことができるかということが大切です。

身体の様々なトラブルを抱えたいろいろな患者さんが来院されます。
身体が発する症状は色々ですが、共通していることは、身体が泣いているということです。
腰が痛いから腰が悪いのですが、腰だけ悪いのでもなく、身体全体が疲弊し、疲れたよ、痛いよと泣いているのです。

そこで我々の仕事はこの痛みを治めることにあります。
そしてそれと同時に、患者さんご自身の身体が泣いているから、もっと可愛がってあげてくださいとお教えすることだと思っています。そして、私は患者さんが帰宅される際、「お大事にしてください」と言います。

今日も皆さん、「お大事にしてください」